薄毛日記!回復の兆しと心の変化

薄毛日記!回復の兆しと心の変化

薄毛治療を開始して早三ヶ月。毎朝鏡を見るのが日課だが、ここ数日、ほんの少しだけ変化を感じ始めている。それは、洗髪時の抜け毛の量だ。以前は、指に絡みつく毛の多さにうんざりし、排水溝を見るのも憂鬱だった。それが、心なしか減ってきたような気がするのだ。もちろん、劇的に変わったわけではない。でも、確かに以前よりは少ない。これが、いわゆる「治る前兆」というものなのだろうか。期待と不安が入り混じる。そしてもう一つ。先日、ふと頭頂部に指を当ててみると、チクチクとした短い感触があった。慌てて合わせ鏡で見てみると、そこには本当に細くて短い、まるで産毛のようなものが数本、顔を出していた。あまりにも頼りないその姿に、最初は見間違いかと思ったほどだ。しかし、それは確かに新しい命の芽吹きだった。この小さな発見は、私の心に大きな希望を与えてくれた。これまで、治療の効果が本当に出るのだろうかという疑念や焦りが常に心のどこかにあった。しかし、この小さな兆しは、そんなネガティブな感情を少しずつ溶かしてくれるようだ。もちろん、まだまだ安心できる段階ではないことは分かっている。この産毛がしっかりと育ってくれるか、抜け毛の減少が本物なのか、これからも注意深く見守っていく必要がある。それでも、この「治る前兆」かもしれない変化は、治療を続ける上での大きなモチベーションになる。以前は鏡を見るのが怖かったけれど、今はむしろ、小さな変化を見つけるのが少し楽しみになっている自分がいる。この前向きな気持ちを大切に、焦らず、諦めずに、治療を続けていこうと思う。この日記が、いつか「薄毛克服記」として笑顔で読み返せる日が来ることを信じて。